Title: Development of an electron-ion coincidence spectrometer and its application
to decay dynamics in molecules following core hole creation

Speaker: Dr. Tatsuo KANEYASU
Affiliation: UVSOR Facility, Institute for Molecular Science

Date + Time: March 13th, 12:10-12:45
Place: UVSOR Build. #304 (UVSOR Seminar room)

題名:電子・イオン同時計測装置の開発と内殻空孔分子の崩壊ダイナミクスへの応用
日時:3月13日(木曜日)12:10〜12:45
場所:UVSOR棟304号室(UVSORセミナー室)

講演者:金安達夫 氏
所属:分子科学研究所UVSOR

要旨:近年,原子・分子・クラスターといった孤立系を対象として,光励起・イオン
化における放出粒子間の相関情報を用いて反応の全貌を掌握し,そこでの電子や核の
動的な挙動を探る試みが盛んに行われている.我々のグループでは,分子の内殻空孔
状態の生成に後続する電子的緩和過程と解離ダイナミクスの解明を目的として, 電
子・イオン同時計測装置の開発に取り組んできた.本講演では,開発した同時計測置
の概略と分子の内殻光励起・イオン化の実験結果を紹介し,さらに,放射光の時間構
造を利用した希ガス原子の多重光イオン化過程の直接観測と後続過程の追跡の試みに
ついても報告する.